ページビューの合計

2012年3月4日日曜日

Jリーグ20周年アニバーサリー

1993年に開幕したJリーグも今年で20周年を迎えます。本当に早いです。


20年前の5月15日。この日から日本サッカーの新しい歴史は始まりました。

Jリーグ開幕以前は日本サッカーリーグ(JSL)と言うサッカーリーグがありましたがこれはプロリーグではなくアマチュアリーグです。JSLは東京五輪の後日本サッカーの父。デットマール・クラマー氏の提言によって1965年6月6日に開幕しました。全国リーグ創設などの努力の末に日本はメキシコ五輪で銅メダルを獲得します。しかしその成果にも関わらずJSLはほとんど人気が出ませんでした。理由は次のような事が考えられます。

①JSLは現在のJリーグのような地域密着型のリーグではなく実業団が集まる単なる企業の部活動の様なリーグでした。ホームタウン制度なんかももちろん無く1965年当時は神奈川・東京・千葉・愛知・大阪などの大都市圏が中心でした。地方は広島と福岡の2県しかありませんでした。
スタジアムも全国的にはほとんど無く国立か西が丘開催が多かったそうです。今でこそ北は北海道から南は熊本までいろんなチームがありますが、地方にほとんどアピールできなかったのが大きかったと思います。
②当時の五輪はあくまで「アマチュア」の大会でした。当時の日本はプロを金儲け=汚いと考えていました。それゆえに「プロ」の大会のワールドカップなど眼中になく「アマ」の大会の五輪を最高峰の大会と考えていました。
③戦後の日本ではアメリカ文化の影響からか野球、特にプロ野球の読売巨人軍が絶大な人気を誇っていました。これにはどうしても対抗できませんでした。
④最後にこれが最も大きい理由と思います。以上の様な事からサッカー日本代表をどうしても強化する事ができず70年代から80年代を通してずっと弱いままでした。それに拍車をかけてマスコミは野球ばかり煽っていました。

このような事態を打破すべく日本サッカー協会は80年代後半から事実上のプロ契約であるスペシャル・ライセンス・プレーヤーを導入するなどの改革を続けついに1993年日本初のプロサッカーリーグ。Jリーグを創設しました。海外に移籍する選手も増え日本代表はJリーグ創設当時とは比べ物にならないほど強くなりました。これからもこの成長を続けていけなくてはいけません。

0 件のコメント:

コメントを投稿